2006-09-29から1日間の記事一覧

『「血」の思想』

前回「血統」という言葉を書いて、思い出したのがこの本。副題が「江戸時代の死生観」とあるが、要するに忌み言葉「血→月経→女→穢い」が、江戸時代には「血脈」「血統」などと良い意味で使われるようになった日本語での経過を丹念に追っている。