2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

地域日本語教室

1月から4月まで、地域日本語ボランティアのブラッシュアップ講座に参加した。こちらの予定の関係で後半は出席できないことになったのだが、いくつか気がついたことをまとめておく。 まず6回ほど高柳和子先生の総論があった。提起された課題は3点であるよ…

音幻 〈visit/vision/video〉

前回とりあげた〈VIDI→見た〉という翻訳になぜ違和感を覚えたのかが、ようやくわかってきた。 ジーニアス英和では〈vision→視力、視覚〉とあり、ご丁寧にも〈eyesight〉との説明が出てくる。そして〈visit→訪問する、たずねる〉とある。だがこちらには〈call…

疑似逆語〈やってきた・きやがった〉〈やってやった・やりやがった〉

あるブログでみかけたのだが、エジプトを平定したユーリウス・カエサル(英語で「ジュリアス・シーザー」)が、紀元前47年にゼーラの戦いでの勝利をローマに知らせた時の言葉が現代にまで残る「VENI・VIDI・VICI[ウェーニー・ウィーディー・ウィーキー]」…

中川一政美術館

今年は真鶴半島の花を見る予定にしていたのだが、3月中旬から、月曜日ごとに雨になり、結局4月の中旬にしか行きつけなかった。どうせ暇なのだからと雨天順延にしたのがいけなかった。それでもこの小さな美術館は充実していた。 独学で画家になっていった氏…

古代史「学」の新局面

今週日曜日、神奈川新聞には『1000キロの海を渡った「大王の棺」』、読売新聞には『東アジアの巨大古墳』が取り上げられていた。前者は2005年に行われた筏による石棺の蓋を想定した3トンの巨石の熊本県宇土から瀬戸内海をとおっての大阪南部までの曳航の再現…

ドキュメンタリ番組「霧の王国 ナビブ砂漠」

数日前、に見たのだけど、ほとんど雨のないアフリカの砂漠に生きる虫やトカゲなどの生態が流れてきた。共通の特徴はときおりかかる霧から水分を効率的に取り込む能力にあるという。そこまでは自然科学番組なのだが、現地に滞在している解説者が言うには、霧…