2011-01-01から1年間の記事一覧

助詞対〈ならば・でも〉〈ならば・にも〉〈ならば・にでも〉

2003年にNHK出版からでた『英文法をこわす』は、「感覚」「イメージ」をキーワードにしているので画期的なoutputだと評価したが、8年たっても自らの開発した商品の焼き直しで、似たような商品を再生産しているのでは研究者としてはいかがなものであろう。 11…

四字熟語「度量衡重」

上記論文をアップしました http://homepage2.nifty.com/midoka/papers/koujyuu.pdf 11,10,28追記 なお、今朝気がついたのですが、本文を直すまでもないのでメモしておきます。 ハ行の重層性は「ハ・バ・マ・ファ」だけでなく「ワ・クワ・カ」も従えているよ…

積載か容量か

googleのpicasaとかいうのをダウンロードしたら、勝手にPC内の画像を探し出してくれた。どこにあるかも忘れていたのだが、2000年ごろ銀座4丁目にあった高級喫煙具の店が1階にある雑居ビルのエレベーター内でみかけたものだ。 ついでに思い出しておくと…

三井不動産よ!大丈夫?;積載荷重

西新宿の成子坂下に高層ビルがあって、正面から入ると12台のエレベーターがある。それは変哲もないエレベーターである。ところが途中階の奥には荷物専用のエレベーターがあって、そこには「荷物専用につき関係者以外利用すべからず」とあって、上の方を見…

焼却灰の安全性

藤沢市の辻堂浄化センターで5月に排出された汚泥焼却灰は約2000トンで、セシウムで最大5042ベクレル/kg。目安としては焼却灰から5メートル以上離れていれば各地の測定値と同程度と考える。保管方法はポリエチレン袋と大型土のう袋で二重にして、…

三菱電機よ!大丈夫か?; 積載質量

このブログの読者はすでのご承知と思うが、筆者が会社を辞めたのは「重量・質量」問題が契機である。 「一貫性の科学・確実性の技術」 http://homepage2.nifty.com/midoka/papers/consist.pdf 「音韻イメージからさぐる「度量衡」概念の推移」 http://homepa…

母語か母国語か;その3ー「国民総生産」と「国内総生産」と

先日NHKのニュースで「国民総生産」と「国内総生産」の用語を取り違えていたというお詫びがあって、「ああ、違うのだ」と知って、少し調べてみた。 国民総生産 GNP:Gross National Product (2000年からはGNIへ) 国内総生産 GDP:Gross Domestic Produ…

母語か母国語か(その2);音韻イメージ〈NATION・NATIVE・NARRATE

『脳の科学史』という新書があって、著者は日立製作所フェロー・元日本分析化学会会長。2001年から2009年まで現・科学技術振興機構で「脳科学と教育」「脳科学と社会」の主査を務めた人物。 ここでは、母語母国語問題について以下のように書いてある。 「余…

独ノルウェー間に580kmの海底ケーブル。対馬海峡は200km

以前twitterで日本もイタリアやドイツみたいに隣国から原子力買電すればいいのにと書いたら、「無理」と一蹴されたのだが、 https://twitter.com/#!/midoka1/status/80815296063094785 最近同じような発想の記事を見かけてうれしくなった。 http://eighthund…

血液製剤汚染と環境汚染。何が違い、何が、同じなのか。

結論から言おう。技術革新と、それに背を向けた既得権益層の責任回避である。 エイズが社会問題になったのは、1977年で、世界では1984年には加熱製剤が開発されていたにもかかわらず、日本では1986年にも非加熱血液製剤が厚生省により認可を受け…

サンデル・マジックの trick and(ママ) treat

「菅首相よ、がんばられて下さい。お願いします。http://d.hatena.ne.jp/midoka1/20110331/1301523521」の補足。 結構、評判になっていたので、NHKの「ハーバード白熱教室」を一生懸命にみたのだけど、なんかおかしいと思って、ビデオを数回見た。・・・・・…

「反原発」原理主義

少し前に「反 原発依存」か「反原発 依存」かという政局がらみの話題があったが、今度のは少し違った見方が必要だ。雑誌「VOICE」の広告によると、日下公人ら三人がこの題で論考を行っているらしい。だが、こういう言葉使いを放置しておくと日本語はどんどん…

本歌取り+アンソロジ

今日になって、ウエッブでは松本氏が、自身の血液型をいいわけに使ったことが、激しくaccuseされているらしいことを知って、さらにあきれている。これもちょっと識者の文体を観察すれば日本のメディアの文体がそういう構造になっていることはすぐわかること…

識者の文体・一期一会の文体

辞任した松本龍氏が部落解放同盟の幹部だったと新聞でみて、連想したのが、二つ。 一つは古い話だが、サヨクと思われていた民間学者を売りにしていた科学史の専門家が朝日新聞で日本の科学政策が反民主的なのは、「パターナリズム patriarchy」のしからしむ…

海幸彦・山幸彦と大水と

論考「音韻イメージ 〈なゐ・地震〉」を書いてから海彦・山彦のことが気になって、『古事記;倉野憲司校注』を繰ったら、なんと両人は天津日高日子番能邇々芸命と木花之佐久夜毘売との間に生まれていた。海幸彦(長子・火照命)、ついで次子(火遠理命)と生…

ヘボン式でもなく、訓令式でもなく、第三の目からウロコの

英語式ローマ字 http://toxa.cocolog-nifty.com/phonetika/2010/05/post-29b2.html 外国人でも読めるカタカナフォント http://toxa.cocolog-nifty.com/phonetika/2011/06/post-b910.html 開くのに時間がすごーくかかるけど、おもしろい。 http://www.designb…

市職員のボーナスは6月10日支給された。

市職員数3052人で、平均支給額は税込み70万9707円。平均年齢39.8歳。平均勤続年数は15.5年。支給月数は1.9月で前年の1.95より少ない。

本日のフリーペーパー「タウンニュース」より (その2)

藤沢市内公立小中学校55校について正規化した5点を抽出して校庭の土壌やプールなどの放射線量を分析した結果、いずれでも基準量以下か検出されなかった。これは民間業者に委託されて行われた。他の50校は市職員が簡易測定器で測定した。 最大値は0.1…

朝日新聞の一億総懺悔キャンペーンを疑うーその2−

今朝のasahi.com の http://www.asahi.com/politics/update/0610/OSK201106100040.htmlの右下にある「注目コンテンツ;私たちはこうして「原発大国」を選んだ 」をクリックすると以下にとぶ。 http://book.asahi.com/saidoku/TKY201106030183.html 内容は「■…

朝日新聞の一億総懺悔キャンペーンを疑う

6月6日に「フクシマ 秘められた原爆開発」という記事がのった。塩倉裕氏の記名記事だが、なぜか大学教授のコメントがあって、原発大国を選んだのは、私たち国民で、悪いのも私たち国民よ、という含意を誘導するキーワードがちりばめられていた。 福島県に昭…

母語か母国語か;その1ー悪いのは「依存症」だ

田中克彦という言語学の理論家が『漢字が日本語をほろぼす』という本を最近上梓した。新書がでれば必ずチェックするファンであるが、最後の「脱漢入亜」という主張はかなり難しい、と思った。それに本書の出だしの「日本語は母国語ではなく母語である」とい…

音韻イメージ 〈なゐ・地震〉

論考「音韻イメージ 〈なゐ・地震〉」をアップしました。 http://homepage2.nifty.com/midoka/papers/nawi.pdf

本日のフリーペーパー「タウンニュース」より

藤沢市下水道施設課発表(16日採取 24日発表) 下水汚泥 福島県基準 10万 ベクレル/kg 採取場所 ヨウ素131 セシウム134 セシウム137 辻堂 164 816 932 大清水 36 353 259 空間線量率 17日・地上から1.2メートルで数回測定し…

音韻イメージ〈道理〉

理詰めにモノを考えたり、言あげしないことが日本的美徳だといわれる日本語にあって「道理」は和語として「どうりで、おかしいと思ったよ」などとよく使われる。これの対語がなかなか思い浮かばなかったのだが、擬似逆語序対〈道路・路頭〉と同じだというこ…

今朝のNHKより ;復旧はしないけど、復興はするってどういうこと?

福島の方で田んぼにダムから水をひいていた大きな配管が19か所だか壊れたので、今年は作付けができないという報告があった。だが、話を聞いていくと配管の共同管理会社の人が登場して、埋まっている配管を全部撤去して、本格的な配管工事をして、さらに二…

エビデンスとデータ

ここ、何回か、エビデンスという言葉を使ってきたが、基本的には「証拠」という意味で使ってきている。対語は「論」。 これについてはだいぶ前に考察してある。 「ビジネスマンの生活と認知−東京とミラノを比較して」 http://homepage2.nifty.com/midoka/pap…

ホルミシス効果

最近はまっているtwitterなるもので時々新語にであう。「ホルミシス効果」もその一つで、何のことはない。「少量のストレスはまったくストレスがない、つまり退屈な生活よりも健康によい」というしごくもっともな命題を放射線被爆量に援用してエビデンスを確…

20ミリシーベルト;日経もやるじゃん

5月2日の日本経済新聞の夕刊に米民間組織「核戦争防止国際医師の会」の声明として日本政府の措置について、「遺憾であること」が掲載されていた。ところが小さな記事だが、最後まで読むとトンデモないことが書いてある。声明の根拠として「放射線に安全なレ…

チャジマ湾の事件

年金暮らしなのに身銭をきって週刊誌を買うなど、もってのほかと思って暮らしてきたが、買ってしまった。平常心を早く取り戻さねば・・・・・。 だが、『週刊新潮56巻18号 p74』の記事はメモしておくに値する。 1985年(チェルノブイリ事件の前年)、ウラジ…

反反放射線キャンペーンは成功するか

放射線障害は遺伝しない、というもっともなことを力説している人がいるが、孫氏には勝てないだろう。なぜならば、これは長年の日本人の思考習慣から来ているからだ。 私がおかしいと思ったのは、「O157事件」というよりは「騒動」のときに各自治体が、公園と…