2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

古池や 蛙飛びこむ 水の音  芭蕉

「文鏡秘府論」もいろいろあるようで、図書館で借り出してきた『日本哲学思想史12 平凡社』は誹諧世界に伝わるものらしく、その直前に正岡子規の「古池の句の弁」というのが載っていた。 要はこの一句だけをありがたがるのは間違っている、ということで宗…

水やりを かかせぬ朝に はぎの花

これは恥かしながら、自分の句である。この句のできる半年前ほどから有馬朗人主宰の地域の句会に寄せてもらって、句作が心身をすり減らす大事業であることがわかり、会社員と母親業との三立は無理との判断をして、すっぱり止める決心をした時に、本部の撰に…