2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

大ジョッキ・大ビン

酒席に縁がなかったので、フツーの人がすぐに思いつく大ビンに考えがいたるのに時間がかかってしまった。 だが、こちらは〈ビン・瓶〉であるから江戸時代以前から続く由緒正しい以下の語法が適用できる。 逆語序対〈大瓶・瓶大〉 とはいっても、現代風俗から…

「大ジョッキ」考

先日NHKでは、上の語句をどう読むかということで関西では〈だいじょっき〉、関東では〈おおじょっき〉と読む人が多いと言っていた。さらに考察として今後は関西風のよみが増えるだろうと言っていた。 だが、金をかけた定量調査結果の考察としてはちょっと物…

ピタゴラスと黄金比

西欧の古代史をひも解くとしばしば、黄金比という言葉がよく出てくる。説明を探していくと、たいていは現代数学との関連付けがてんこ盛りなので、気がめいる。いわく、フィボナッチ数列、葉序のパターン、リュカの数列などである。 だが、『黄金比;スコット…

数765と数543

数432について、暗号派のコボルスキー氏は暦との関係しかふれていなかったわけだが、これは3の三乗の27の倍数である。つまり一般的に数は大きく序と量にかかわるのだが、これは量数にも関係づけることができる。これは54の倍数でもある。 432=2…

数432と60進法

書棚の整理を始めて、『失われた文明;A.コボルスキー』を手にとった。中山一郎氏の訳になる。いわゆるアトランティス関係の書ということになる。著者はモスクワのインド考古学の研究者だという。 その中に「隠された知識」という項がある。著者の立場は隠…

 でこぼこどうげん 

日本語でも英語でも、そしてたぶんどこの言語でも見られるのが富貴卑賤を象徴する語彙は同源という現象である。だが、こういう現象は金持ちと貧乏人や社会階層の上下などの人々も元をたどれば氏・出生が同じということを含意しやすいので規範言語では封印さ…

トーキー

これは無声映画のあとに開発された音声付きの映画のことではない。イギリスの南西部にある由緒あるリゾート地の名前である。 『アガサ・クリスティを訪ねる旅;大修館』によれば「トーキー」は「tor 尖った岩山」「quay 波止場や海岸」に分解できるという。…

カステル・デラ・モンテ

2月の再放送でNHKから流れてきたのだけど、世界遺産シリーズを別の角度から「王たちの物語;城」として作られたようである。この城は1248年に完成したといわれているが、その王の物語はまさ一聞の価値があった。それは神曲の作者ダンテが最近までイタリ…