2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

穏当;〈適当〉の続きのつづき

さらに一晩あけたら、〈穏当〉という言葉がうかんだ。これで一件落着といきそうだ。 かつて、〈穏当・適当〉という対語が機能していた時代があって、その時分には、〈適当=客観判断〉が成立していたのであろう。だが〈穏当〉が死語になれば〈適当〉も意味不…

〈適当〉の続き

一晩寝たらすごいパターンを思いついてしまった。今までも単語には意味は存在しなくて、単語と単語の関係だけが実体ではないかと思っていたのだけど、典型例がなかったのである。それとこれも以前「〜です」「〜である」は機能が違うのではないかと書いたこ…

〈いい加減〉と〈適当〉

こういうのを間が悪いとか相性が悪いとか言うのだろうけど、ふだん見ない昼下がりのNHKをみてしまった。そして私の好きでない言葉の薀蓄話を聞かされてしまったのである。 言葉が多義性を獲得していくのは、当然であるから、一つの言葉には一つの意味しか宿…

「ソロモンの鍵」と月と

日本史、それも歴史以前のことを調べ始めると、いろいろなトンデモ本が公立図書館に並んでいることに驚く。だが私はなるべく手に取るようにしている。なぜならばそういう本には教科書や大新聞ではお目にかかれない資料が入っているからである。今まで感動し…