2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『色彩と感性のポリフォニー』

著者・小町谷朝生の専門は「色彩」なので後半の「色彩論」がメインなのだと思うが、私にとってはそこにいたる「感性論」がおもしろかった。つまり生物基盤へと考察が進んでいく部分が。少し箇条書きにすると・・・。 【はじめに】 ・聴覚;故糸川英夫氏の発見…

肌の見え方に関して

1987年の小町谷朝生氏の社内での講演会に出席している。この当時の私の関心は「肌の視感」の「計測問題」だった。しかし当時の私の予備知識ではほとんど咀嚼できなかった。ひたすらキーワードが並んだメモが残っている。「自己組織化」から「大森荘蔵」まで・…

あける・ひらく・ヒラ・pira

・「戸をあける」・「扉をひらく」 日本語ボランティアの勉強を始めて、最初の頃に気になったのは上の二つの違いである。その時は「戸は引き戸」「扉は西洋風の両ひらき戸」というイメージしか思い浮かばなかった。だが「日本語とアイヌ語;増補版」を読んでい…