2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

お子さんはギリギリです

日本語ボランティアの会合でペルー出身の方から上記文例について誤解が生じやすいとの問題提起がされた。日本の先生は警告のつもりで言っても、ペルーの親は「まだ大丈夫」と受け取るというのである。 少し考えてみたら、これは初級の文型と同じパターンであ…

音幻「式神 / 識神」

NHKでは「安倍晴明」が取り上げられていた。ボーッと見ていたら、今まで気になってきた「式神 / 識神」の関係が少し見えてきた。 これは【知識・職業・織物】の三元で処理していく。そうするとそれぞれの慣用略字がはっきり見えてくる。すなわち【式・可・蓄…

音幻{耳なしスル」

この語彙にこだわるのは共感覚にまつわる和語の整理につなげたいからで、ここ数日の成果をまとめると以下。 の為ニスル ニスル の為ニナル ガキク 〜キキ ガマワル ヲマワス ヲマゲル ガマガッテイル ニツク ヲツク ヲツケル ヲツイテクル 気の為ニスル 気ニ…

待ってた 長島

古い書類を整理していたら大新聞の見出しに上記のものがあった。 日本語って語末が大事という見本。新聞社の校正係は「ファンのエール」という思い込みで眺めるから、おかしさに気づかないのだろう。 だが、これでは「よ」が欠けているので主語がわからない…

「幸福な王子」か「幸福の王子」か

日曜日の日経に「幸福の経済学」が取り上げられていて、「主観的な幸福感」に関する経済だとあった。これで今まで抱いてきた有名な小説の日本語訳の題名への違和感が一挙に意識に上ってきた。 記憶では「幸福の王子」なのだが、今回あらためて検索したところ…

耳なしスル

NHKのscholaという番組をみていたら、塚田健一氏が「みみなしスル」と云っていたように感じた。辞書には出ていないが「外界音を解釈して言葉に変換する」という意味に聞こえた。この語をえると「みみなし山」と「耳なし法師」の両語が緊密に関連つけられ得ら…

裏干支と裏目とぞろ目

最近「裏干支」という言葉があるのを知った。 これで「裏目にでる」がサイコロの「1・6」「2・5」「3・4」だけでなく「子・午」などの対位関係を民間で積極的に教化してきたことに気づいた。さらにこれによって干支が「双サイコロ」を含意していたこと…

延約略通

『本居宣長;小林秀雄』を読み始めた。数年前とちがって、するすると読める。ところがここで、仰天事項が。今頃言わないでよー、と言いたいことが。ようやく作り上げた「膠着語・屈曲語」を総合した四字熟語「伸長屈曲」がいともあっさりと上記熟語で示され…

音幻「ひどい」

「ひどい・非道」「どうりで・道理」までは当て字ではなく、正字(マサモジ)と考えてもいいと思っているのだけど、それぞれを四字熟語に伸長することが出来ないでいる。 今朝「沓冠法」、ようするに「一巡しりとり」にまでなったのでメモ。「ひどい・非道」…