2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

作句

外国籍児童支援で中学3年の国語授業に入り込んだ。ちょうど俳句六句の提出が宿題に出ていた。授業のときも他のボランティアの大人も〈俳句=季語〉が重視されていた。だから〈俳句を作る=季語を決める〉という思い込みがただちに行動にでる。だから生徒はま…

〈it〉は〈それ〉か

月初に送られてくるメルマガで「酒井邦秀」の名前を知り、早速借り出したのが『どうして英語がつかえない?』。その「第6章:学校英語という名の人工言語」はすごい。題名だけでも拍手喝さいだが、「6.4節;the big picture 人工言語の根」がまたすごい。こ…

フンボルトの日本語 直示辞〈こ・そ・あ〉に対する考察

では、フンボルトは日本語について何を書いているのだろう。 二つの文章中で、アルメニア語の直前で取り上げられ、少しだけ違う二つの節があった。だが、フンボルトは直接日本語の採集をしたわけではなく、すでに日本語の直示辞系が〈こ・そ・あ〉であること…

『双数について』

1827年に行われたフンボルトの講演原稿。時期からいってソシュールはもちろんボアズ、ウォーフ、そして折口信夫がその影響を受けなかった、とはいえない資料。ただ、内容は古代ギリシャにおける双数概念の知識を前提としているので、その知識がない私には、…

Dailog in the Dark

ドイツから始まったという暗闇体験ツアー。だいたい一時間くらいで数人のグループがインストラクター〈主として盲人)のもとに迷路を通りぬける。数年前から日本でも定型的に開催されているが、昨年やっと切符を手に入れることができた。また行きたいとは思…