今朝のNHKより ;復旧はしないけど、復興はするってどういうこと?

   福島の方で田んぼにダムから水をひいていた大きな配管が19か所だか壊れたので、今年は作付けができないという報告があった。だが、話を聞いていくと配管の共同管理会社の人が登場して、埋まっている配管を全部撤去して、本格的な配管工事をして、さらに二度と地震で壊れないように徹底的に強化した設備にするので1年は優にかかるのだ、といって胸を張っていた。
   それで困っていると言ってテレビに出てきたのは専業農家一軒だけだった。その人は仕方ないので300万円を借りて今年は大豆の作付けをするといっていた。NHKは「かわいそーに」って言うことで報道したのだろうけど、納税者としては腑に落ちない。
    農道の上に塩ビの管を伸ばしていけば、2ヶ月でとりあえずの復旧はできるはずだ。
    そうして欲しいという要望がその地域の多くの農家からあがってこないとすれば、それはそこの多くの農家がなんとしても米作りをしたいと考えていないからではないだろうか。
   たまたま農協が手取り足取り、面倒見てくれているから、それに乗っかってなんとなく米を作っていただけなのではないか。とすれば復旧は農家のためではなく、配水管理会社というゼネコンのために行われるのではないか。とすれば税金は無駄に使われるということだ。