YK関連本が20万部も!

   大っきらいな本がヒットしているっていうニュースはうれしくない。だが、そういうことをブログに書くと、キーワードつながりになってしまうから注意してかからなければならない。とにかく、数がものをいう時代、つながりたくなければ無視するしかない。だが、やっぱり言いたい。そこでちょっと工夫をする。そこで隠語ができてくる。それに仲間しか知らない秘密は、それこそ甘ーいものの代表。仲間しか知らない単語や言い回しも、それなりに甘ーい誘惑。
    それは万国共通。イギリス人が好きなのは数字交じり単語。たとえば〈l8er〉。私はこれを日本語の生徒から教えてもらった。その後読書会で、この単語が出てきて、私だけが知っていたので鼻がちょっとひくひくU。
    ところが、こういうどうでもいいいことを知っていると役に立つこともある。今日初めてのレッスンをUイギリス人は、少しだけかな文字を勉強して来日Uのだが、携帯電話の変換で〈小さいア〉とかが出てきて戸惑っていたようだった。どうやって説明しようかと一瞬たじろいだが、〈l8er〉みたいな文字だと言ったらすぐにわかってくれた。
    ようするに学校では教わらないけど存在する。そういうことはいろいろあっていいのだけど、教科書で取り上げるようになっては学校教育のアイデンティティが崩壊するのである。
    だから、教育出版社の企業価値が問われているのである。
     文部省は、こういう出版社からの教科書は中身以前に締め出すべきなのである。ちなみに読書会で取り上げていた本はアクションもので、ニューヨークのslangてんこもりというのが売りの小説でU。