2006-06-04から1日間の記事一覧

p124「第二に、力の経験はふつうある対象(質量)が空間をある方向に移動する運動を伴っている。」

訳者がニュートン力学と運動力学の違いにあまり関心がなかったらしいことを示す箇所である。日本語の意味が取れないのである。これはmassを自動的に質量と訳したことからくる。昨日も書いたが、ある時期massは政治用語だったので、「触らぬ神にタタリなし」…

『心のなかの身体』

この本がきっかけで認知言語学に好意をもったことは確かなのだけど、今読み返してみると、どこがよかったのか思い出せない。確かに「客観主義」に対しての「相対主義」ではなく「想像力」の提示が新鮮だったことは確かだ。そして冒頭p26の二つのまとめに幻惑…