2007-07-04から1日間の記事一覧

フンボルトの日本語 直示辞〈こ・そ・あ〉に対する考察

では、フンボルトは日本語について何を書いているのだろう。 二つの文章中で、アルメニア語の直前で取り上げられ、少しだけ違う二つの節があった。だが、フンボルトは直接日本語の採集をしたわけではなく、すでに日本語の直示辞系が〈こ・そ・あ〉であること…

『双数について』

1827年に行われたフンボルトの講演原稿。時期からいってソシュールはもちろんボアズ、ウォーフ、そして折口信夫がその影響を受けなかった、とはいえない資料。ただ、内容は古代ギリシャにおける双数概念の知識を前提としているので、その知識がない私には、…