「南太平洋のブンラップ村 4」

  今回は新しいカヌーを作る過程を放映していた。彼らは海岸から近い高台の森の中で暮らしているので、そこで大きめの木を倒してから、くりぬいてカヌーの原型をつくる。
  その後で木の霊に許しを乞いながら、海岸まで大勢で下ろしていくのだった。
  小型車一台分の重さがあるというカヌーを降ろす姿は諏訪湖御柱祭りに比定できるものだった。
  最後にアナンサーがカヌーの寿命は20年と言っていたのが印象的だった。神社の柱が20年でだめになるはずはないが、水につかったり、干されたりすれば痛みははやいはずだから20年というのは納得できる年数である。