直示法;〈について〉〈を〉〈が〉

思考実験のひとつです。

  直示文 中間文 一般文
  ○私、この道を行きます。 ×私、道を行きます。 ○私は、道を行きます。
  ○私、この道について行きます。 ×私、道について行きます。 ○私は、道について行きます。
  ×私、この道行をします。 ○私、道行をします。 ○私は、道行をします。
  ×私、この道が行をします。 ×私、道が行をします。 ×私は、道が行をします。
  直示文 中間文 一般文
  ×私、あのイギリスを勉強します。 ×私、イギリスを勉強します。 ○私は、イギリスを勉強します。
  ○私、あのイギリスについて勉強します。 ○私、イギリスについて勉強します。 ○私は、イギリスについて勉強します。
  ○私、あのイギリスの勉強をします。 ○私、イギリスの勉強をします。 ○私は、イギリスの勉強をします。
  △私、あのイギリスが勉強をします。 ×私、イギリスが勉強をします。 ×私は、イギリスが勉強をします。


■〈va:まえおき、従属節〉と〈wa:主節の中の主部・主語/ cf. 主題〉

  直示文 一般文
  ○この道をば、私〈は・が・、〉、行きます。   ×道をば、私、行きます。
  ○この道ならば、私〈は・が・、〉、行きます。   ×道ならば、私、行きます。
  ○この道について、 私〈は・が・、〉、行きます。   ○私〈は・が・、〉、道について、行きます。
  ○この道については、 私〈が・、〉、行きます。   ×道については、私〈が・、〉、行きます。
  ○この道がコトは、私に、まかせて下さい。   ○道がコトは、私に、まかせて下さい。
  ○この道がモノは、私に、下さい。   ○道がモノは、私に、下さい。
  直示文 一般文
  ○あのイギリスがコトをば、私〈は・が・、〉、勉強をします。   ○イギリスがコトをば、私〈は・が・、〉、勉強をします。
  ○あのイギリスがコトならば、私〈は・が・、〉、勉強をします。   ○イギリスがコトならば、私〈は・が・、〉、勉強をします。
  ○あのイギリスがコトについて、私〈は・が・、〉、勉強をします。   ○イギリスがコトについて、私〈は・が・、〉、勉強をします。
  ○あのイギリスがコトについては、私〈が〉、勉強をします。   ○イギリスがコトについては、私〈が〉、勉強をします。
  ○あのイギリスがコトは、私にまかせて下さい。   ○イギリスがコトは、私にまかせて下さい。
  ○あのイギリスがモノは、私に下さい。   ○イギリスがモノは、私に下さい。
  直示文 一般文
  ○あのイギリスについていえば、私〈は・が・、〉、行きます。   ○イギリスについていえば、私〈は・が・、〉、行きます。
  ○あのイギリスについては、私〈が〉、行きます。   ○イギリスについては、私〈が〉、行きます。


■〈をば〉

  直示文 一般文
  △この道がコトをば、私に、まかせて下さい。   △道がコトをば、私に、まかせて下さい。
  ○この道がモノをば、私に、下さい。   ○道がモノをば、私に、下さい。
  △あのイギリスがコトをば、私にまかせて下さい。   △イギリスがコトをば、私にまかせて下さい。
  ○あのイギリスがモノをば、私に下さい。   ○イギリスがモノをば、私に下さい。