失われた世界;〈コト〉〈モノ〉

思考実験の続き
■[後置辞・終助詞]

  コト文 モノ文
[こそ] 義経がミコトこそ、我に、課せ。   義経がミガラこそ、我に、課せ。
  義経がミコトこそ、我が課せ。   義経がミガラこそ、我が課せ。
  コト文 モノ文
[をば] 義経がミコトをば、我に、課せ。   義経がミガラをば、我に、課せ。
  義経がミコトをば、我がコトにせん。   義経がミガラをば、我がモノにせん。
  コト文 モノ文
[は] 義経がミコトは、我に、課せ。   義経がミガラは、我に、課せ。
  義経がミコトは、我がコトにせん。   義経がミガラは、我がモノにせん。
  コト文 モノ文
[なら] 義経がミコトなら、我に、課せ。   義経がミガラなら、我に、課せ。
  義経がミコトなら、我がコト。   義経がミガラなら、我がモノ。
  コト文 モノ文
[ならば] 義経がミコトならば、我に、課せ。   義経がミガラならば、我に、課せ。
  義経がミコトならば、我がコト。   義経がミガラならば、我がモノ。
  コト文 モノ文
[や] 義経がオコトや。ソヲ、我に、貸せ。   義経がミガラや。コヲ、我に、貸せ。
[よ] 義経がミコトよ。我がコトよ。   義経がミガラ ヰ。我がモノよ。


■[直示文体;象は鼻が長い]

モノ文 ・オラが見たモノは、大きなその体に、長いその鼻と、その持ち力と、小さなその目と だ。
コト文 ・オラが見たコトは、その体の大きなコトで、その鼻の長いコトと、それが力持ちなコトと、その目の小さいコト だ。

■[逆語序対]