HALLOWEEN;ホネとミと

midoka12007-10-30

    これはもともとはヨーロッパのお祭りだったようだが、現在は北米大陸で盛んに祝われている。クリスマスについで、お菓子の売り上げマークする日でもあり、レストランにとってもなくてはならない日のようである。そのためか、日本同様、お祭り日から、月齢は捨象され、10月の最終日がお祭りの日とされている。
     この日がもともとは朔なのか満月なのか分からなかったが、とりあえず今流通している絵柄から考えると満月のお祭りだったようである。かぼちゃの人面ラタンと骸骨までは私も知っていたし、子供たちは真っ白シーツをかぶったお化けやとんがり帽子をかぶった魔女になって、"Trick or treet"と叫びながら、飴などをねだって近所中を回ることになっている。さらに気味の悪いものは全部出てくるらしく蜘蛛やこうもりなども絵柄になっている。
     この絵柄で面白いのは骸骨は叫びをあげ、人面はちゃんと"Happy Halloween"といっていることである。とすればヨーロッパの古層にも、響きを聞き取る骨と、音声を聞き取る〈身み〉という対概念があったということになる。
     ただし、日本ではホネはボキボキ鳴るのだが、アメリカではskullボーンはEEKと泣くようである。



■顔・カホ・かぼちゃ・かぼす・蕪・株・下部
■擬逆語序〈顔かほ・をか丘〉