ラマ教・ボン教

『図説チベット歴史紀行;石濱裕美子』という本をめくっていたら、チベット仏教ラマ教より古いボン教のことが出ていた。興味深かったのは聖地カイラス山の巡り方が逆だということ。ボン教は左回りで、ラマ教は右回り。
   そもそもカイラス山というのもとても興味深い。写真をみると一見、マッターホンみたいに切り立った岩肌が出ていたが、きれいに四面がありそれぞれ東西南北を向いているという。それはスメール山伝説の原像を彷彿とさせるものだという。さらに、南麓にはマナサロワルという名の美しい湖が広がっているという。