〈適当〉の続き

     一晩寝たらすごいパターンを思いついてしまった。今までも単語には意味は存在しなくて、単語と単語の関係だけが実体ではないかと思っていたのだけど、典型例がなかったのである。それとこれも以前「〜です」「〜である」は機能が違うのではないかと書いたことがあったが、これはそれへの事例追加ともなる。

・答えは適当である。(right answer)

・答えは適当です。(報告文体からは話し手の責任はつたわらない)



・答え方は上手である。

・答え方は上手でした。(報告文体は通常過去形)



・答えは見事である。(right answer)

・答えは見事でした。(報告文体は通常過去形)



・答え方は正しいものである。

・答え方は正しいです。



・答えは確かである。=意味不明

・答えは確かです。



・答えは聢然です。=聞き手であった話し手にとって、内容が明瞭

・答えは聢然である。