「サピア=ウォーフの仮説」が隠しつづける何か

http://midoka.life.coocan.jp/papers/Whorf.htm
上の文章を書き始めたきっかけは、大修館から出ている『言語 2007年』で三回にわたって連載された「「言語学」をこえて」という対談要録である。当初から不愉快だったが、三回目になってほとんど outrage 状態になった。なぜならカトリックの国のデカルトへの根拠のない誹謗が新教徒の国の学者でこの対談のゲストであるシルヴァステイン博士の言説を根拠として展開されていたからだ。
対談の基底にある「言語的相対論」については上記を参照してもらうとして、ここではデカルトへの言及の部分について苦言を呈しておく。