歯車形胸板

midoka12012-12-18


  上野で行われている「中国王朝の至宝」展の中にあったのだけど(図録57p)、古代蜀の墓から出土した砒素青銅で被葬者は玉の輪とこの青銅の輪を腕にまいていたという。歯数は29だというから月齢との関係を否定するほうがむずかしい。だが、歯車として使われていたはずと断定するのには勇気がいるだろう。
    それにしても、少し前にNHKで放映された前4世紀の精密なアンティキティラ島の機械のことが頭にあると、あそこまでではなくても何らかの機械仕掛けがすでにあったのではないかとも考えたくなるのも抑えようがない。
 「技術飛躍と技術公開とのバランス;アンティキティラ島の機械」   http://d.hatena.ne.jp/midoka1/20121130