数765と数543

    数432について、暗号派のコボルスキー氏は暦との関係しかふれていなかったわけだが、これは3の三乗の27の倍数である。つまり一般的に数は大きく序と量にかかわるのだが、これは量数にも関係づけることができる。これは54の倍数でもある。

432=27*16=54*8=36*12

そしてまったく偶然なのだが、ボランティアで入っている中学2年の数学では「連続する三つの自然数の和は3の倍数になることを証明せよ」という課題をやったばかりである。これを昨年ベトナムから来たばかりの生徒に教えるのだから結構大変である。
   そしてなんといっても連続する三つの自然数といえばだれでも思い浮かべるのがピタゴラスの定理で知られる〈543〉。だが、これは因数に簡単には分解できない。一番いいところで以下。だが、七曜派にとっては特別な数になりうる。

543≒7*7*11

ただし、これは逆序では以下の式を得るので月令中心史観派にとっては必須の3数となる

354=59*6


    もう一つ「五七の桐」が含意する〈765〉についてみてみる。

765=15*51

   なんと逆語序対〈一五・五一〉同士の乗数をえる。これは、『 司馬遷の「史記」をこえた日本の史記;川崎真治 』 中で取り上げられた、男皇子や天皇に添えられた「五十」と「女十五」にどうからむのだろうか。あるいはまったくからまないのか。

逆語序対〈一五・五一〉
逆語序対〈十五・五十〉


逆語序対〈1/5・5/1〉