John is taller than me.

上の文は、学校文法的には間違いで、以下が正しい。
John is taller than I am.
という話を教えてくれたのはアメリカ人の英語の先生で、化学の教師では食べていけないのでモルガン・スタンレーの人事部にいたという変わった経歴の人だった。その上で,上の間違い文をエリザベス女王が発声して、それを訂正することを拒んだという小話とともに教えてくれたのだ。
    もちろん、由緒正しいOEDを支えるラテン語学者への反感とともに語ってくれた。要するに母国語話者にとっても「subject=I」と「object=me」は議論の余地があるということである。
   このことを日本語に照らして考えると「私はうなぎ」というのも「私」がsubjectなのかobjectなのかの揺れの問題と捉えることができるようになる。
まっとうな「は・が文」への展開変形は以下であるとして、
・私ならば、うなぎ重がいい。
   これは動詞文ならば以下に相当する。
・私には、うなぎ重をくれ。
これの英訳は簡単で、私はobject。
・Give me a うなぎ重 ,please.
もし、私を100%、subjectにしたければ以下のようにすればいいわけで、最初の文例はやはり展開が不十分だっと考えるべき事がわかってくる。最後にobjectとして誤解の無い文例をつくることができた。
・私ならば、今はうなぎ重がいいと思います。
object文
・私ニならば、うなぎ重がいい。






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