数字の語呂合わせ (その2)

たつた川 から紅に 水くくるとは 

これは古今集 秋下 に出てくる294番の在原中将のあまりに有名な歌の一部分である。
   素人ならばここから「九九」を抽出したいところであるが、正統な教科書には決して書かれない。
   だが、これは「秋下 46番」に置かれている。
現在のように通し番号だけ見ているとわからないが、歴史的には経営者とか家元の代数の数え方に「初・一・二・三」という数え方があった。とすればこれは「秋下45番」と読みかえることができる。このような「一番違い」というのは「東海道五十三次」によって街道は「54本」、これに日本橋と京の三条大橋を加えて最終的には55所を押さえる必要を教化していた時代とかさねて考えていくべきである。

   一方『百人一首;宗祇抄』では17番におかれている。これは8番のきせん法師に9を加えた番号に相当する。つまり「九九」をイメージしてもいいことになる。



追記;13.10.2
なんとも迂闊な私・・・・。
徒然草』は「序・一・ニ・三」と構成されている。





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